自粛生活で知った「足るを知る」ということ

稲盛和夫の「生き方」

新型コロナウイルス感染症拡大防止策によって、外出自粛や生活様式の変化の今。

この自粛生活で嫌でも自分と向き合う時間ができ、SNSなどで人と比べてしまったり、自分にないものを求めてしまう。早く普通の日常に戻ることが一番ですが、人は「ないものねだり」で他人の才能や他人の置かれている環境に嫉妬したり、うらやましいと感じてしまいます。

そんな自粛生活中に「足るを知る」ということをある本を読んで知りました。

自分自身を認めてあげることが一番大切で、今のわたしでいいんだと思えるようになって、最近では他人と比べることもなく、穏やかに生活ができています。

自粛期間中ストレスが溜まる生活の中、みなさんにこの「足るを知る」ということを紹介します。

なぜ人は他人と比べてしまうのか

わたしはいつもこんな風に人と比べていました。

  • 身長がもう少しだけ高かったらな。
  • 自分にもっと才能があれば夢が叶ったのに。
  • お金に恵まれた環境がよかった。
  • あの子みたいにかわいくなりたかった。

などなど、他にもたくさんありますが程々にして。

人は他人とどうしても比べてしまう性質を持っています。これはもうしょうがないことです。

わたしも他人と比べてしまう一人で、自分の持っているものに感謝せず、人と比べては嫉妬し、なぜ自分だけがと嘆いていました。他人と比べては、自分に持っていないものばかりを求め、次から次へと求めてしまい、不満もどんどん出てしまっていました。

これでは、いつまでも経っても満たされずに一生満たされない人生となります。日々他人と比べてはイライラし、些細なことでストレスが溜まる。

それは、自分で自分の首を閉めているようなものでした。

自分にとっての「足るを知る」ということ

では、どうしたら他人と比べない人生を送ることができるのか。

それは、「足るを知る」ということ。足るを知るの意味は、満足するということを知ること。

満足するということを知るというのは、たとえばこんな感じ。

  • 他人や世の中に流されずに自分に合ったものを選ぶこと。
  • 欲張らずにほどほどで満足するということではなく、自分の身の丈を知って自分自身で認めてあげること。
  • 欲はほどほどにして、少し足りないなと感じるくらいで満たされる優しい心。

こういう考えや生き方ってほんとに大切ですよね。じゃあほどほどに生きればいいってこと?と思うかもしれませんが、それは違います。

たとえば、少し見栄を張って何ヶ月分の給料を貯めて高級ブランドバックを購入したとします。

しかし、毎年新作のバックは次から次へと出てきますよね。その高級バックがその人の人生をほんとに豊かにすることができるのであれば、全く問題ないと思います。

だけど、高級ブランドバックを購入した理由が、他人が持っているから、流行バックだから、好きな芸能人/モデルが身につけてたから。

などの理由であれば、それはそのバックを手にしたときは一時的に満足するかもしれませんが、人はまた欲が出てきて、他人から好かれたい要求からもっともっと欲しくなり、いつまで経っても心が満たされない。

それでは心が疲れてしまいます。どんなにがんばって働いてなにかを得ても満足することができません。

自分の人生で本当に豊かにするものはなにかを考えることによって、他人と比べることなく、満足することをできると思います。

人生を豊かにするものはなにかを考える

自分の人生を豊かにするものってなんだろって考えた時に、わたしの場合は「」だなと思いました。

本当に人生を豊かにするのはモノよりも経験だなと思って、これからも自分の人生を豊かにしてくれる旅をお金と体力がある限りしていきたい!

もっと旅がしたいと思ったら、自然と自分って恵まれてるんじゃないか。そう思って、「ないものねだり」や他人と比べることをしなくなりました。

自粛生活の中で、今まで当たり前だったことがしあわせだったことにも気づかされたし、本当に自分がいいと思える生き方をすれば、それだけで満足じゃないか。と思えるようになりました。

こんな風に思えるようになったのも数週間前のことで、自粛生活で稲盛和夫さんの「生き方」の本を読んで「足るを知る」ということを知ってから気持ちに変化があり、自分でもびっくりしています。

そもそもなぜ、この自粛生活中にこの本を読もうかと思ったかというと、去年から今年の3月にかけて、悪いこと続きでした。身体も壊したし、嫌な思いもたくさんして、最終的には自分の人生が変わりました。

この期間はとても辛くて、なんで自分がこんな目に合わなきゃならならないんだろ。とそんなことを最近までいつも考えていました。

そんな時に稲盛和夫さんの「生き方」の本をたまたま見つけ、この本から人生に必要なことを教えてもらい、人生のドン底であったわたしにこの「足るを知る」という言葉に心が救われ、少し穏やかになれました。

わたしのしあわせの定義は、いかに自分の信念をつらぬいて生きて行けるか。

それさえできていれば、生きているだけでしあわせなのです。

偉そうに語ってしまい失礼しました。

もし今の人生に迷っていたり、疲れてしまったらぜひ読んでほしい一冊。少しでも人生のヒントになればうれしいです。

一緒にがんばりましょう。

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