ドイツの冬の最大の楽しみは、クリスマスの約4週間前から各地で開かれる「クリスマスマーケット」です。
ドイツは冬がとても長くみんなが心待ちにしているイベントの一つで、ミュンヘン一番の規模でメインとなるクリスマスマーケットが中心部にあるマリエン広場で毎年開催されます。特に12月はクリスマスマーケットを目当てに大勢の観光客がミュンヘンへ訪れます。
ミュンヘンのマリエン広場とその周辺で開催されるクリスマスマーケットを紹介します。
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マリエン広場のクリスマスマーケット
ミュンヘンのクリスマスマーケットで、一番大規模でメインとなるのがマリエン広場でドイツで最も古いマーケットの1つです。
新市庁舎の前に約26メートルある大きなクリスマスツリーが設置され、2500個以上の照明がライトアップします。とてもきれいで迫力があります。その大きさに毎年見慣れているはずなのにいつも圧倒されます。
毎晩17時30分より新市庁舎のバルコニーでアドベントミュージック(クリスマスソング)のライブ演奏が行われます。
屋台は手作りの雑貨からクリスマスツリーに飾るオーナメント、キャンドル、さまざまなクリマス工芸品など数多くの屋台が並びます。
クリスマスマーケットで特に人気なのが、クリスマスマーケットの名物で寒い冬に体が暖まる「グリューワイン」です。
食べ物でおすすめなのが、ドイツのクリスマスケーキの「シュトレン」と焼きアーモンドの「マンデルン」です。シュトレンはお土産用に、マンデルンは温かい内に食べるのがおすすめです。
開催される時期
ドイツではクリスマスの4週間前からクリスマスのカウントダウンのお祝いが開始されます。
4週間の間に少しずつスライスして食べるシュトレンを食べる習慣やアドベントカレンダーという12月1日からクリスマスまでの日めくりお菓子カレンダー、アドベントクランツという4本のろうそくを立てられるモミの木のリースを使い一週間ずつ火を灯していきながら、クリスマスを待ちわびます。
この期間中にクリスマスマーケットが開催され、この時期のことをキリスト教で「アドベント」と言います。
グリューワイン (Glühwein)
クリスマスマーケットの名物はドイツの寒い冬にぴったりのグリューワインです。グリューワインは、温かいワインにシナモンなどの香辛料に砂糖などを加えたものです。
寒い体を温めてくれるクリスマスマーケットの定番の飲み物なので、ぜひ試してみてほしいです。
グリューワインは基本的にマグカップ付の値段ですが、デポジット制なので飲み終わった後に屋台へマグカップを返却すればマグカップ代が返金されます。
気に入ったマグカップは返却せずにおみやげとして持ち帰るのも思い出になります。
カウフィンガー通りとノイハウザー通り
カウフィンガー通り(Kaufinger Str.)とノイハウザー通り(Neuhauser Str.)はカールス広場とマリエン広場に通じる歩行者天国の通りです。
有名なショッピング通りでいつも人でにぎわっています。クリスマスマーケットの期間中、この通りに屋台がずらっと並びます。
2019年のスケジュール
【開催期間】11月27日~12月24日
【場所】マリエン広場周辺
【営業時間】10:00 – 21:00 (月曜日から土曜日)10:00 – 20:00 (日曜日)10:00 – 14:00(12月24日のみ)