子なし駐在妻のための教科書

教科書

わたしは、2016年から4年間ほど「駐在妻」としてドイツのミュンヘンに暮らしていました。今はミュンヘンを離れ、日本に住んでいます。

駐在妻はパートナーの海外赴任に帯同するため、孤独や不安からほとんどの人が苦しむことになります。とくに子供がいない場合は、誰も知らない環境で一から自分の居場所を作っていかなければなりません。

わたしの経験を元に「子なし駐在妻のための教科書」を作りました。

ミュンヘンで「子なし駐在妻」として経験したことを、これから駐在予定の方はもちろん、すでに駐在している方に向けて書いています。よかったら最後まで読んでください。

語学学校にすぐに通うべし

駐在する国へ到着して落ち着いたら、すぐに語学学校へ通いましょう!

海外での生活は思った以上に孤独です。

仕事していない無職の駐在妻で子なしの場合、パートナー以外に人と接する機会がほとんどありません。最初は近所のスーパーですら、買い物に行くのがが怖くて言葉も通じない。次第に恐怖感からどんどん内向的になります。

そうなる前に、なるべく早めに語学学校へ通ってください!

ミュンヘンの場合、運がよければ日本人に出会える可能性だってあるし、生活リズムができます。いろんな国の友達だってできて、なにより現地の言葉を覚えることで自分に自信がつきます。

わたしは英語も日常会話が少しできるレベルで、ビビりながらもドイツ語の語学学校に通いました。ドイツ語は全く勉強したことがなかったので、A1(ビリのクラス)から入りました。

勉強が大嫌いで、学生の頃は全く勉強してこなかったので何度も何度も挫折しましたが、長い時間をかけてなんとかB1というレベルまで学び終えました。ちなみにA1レベルは、ほとんどの人がドイツ語を喋れないので、授業中以外の会話は英語になりますが、英語とドイツ語を一緒に学べて今考えれば一石二鳥でした。

英語を全く話せなくて不安ならば、海外でも受講できるオンライン英会話で事前に学習するのもおすすめ。無料体験レッスンを受けて自分に合うレッスンを探してみてください。

わたしが実際に受講したオンライン英会話貼っておきます。

日本に帰国してからはドイツ語も英語も使う機会が減ってしまい、今のレベルはマイナスA1くらいになってしまいましたが(笑)、語学学校で出会った友達とは今でも連絡を取ったりしています。

日本人コミュニティーに無理に入らなくていい

子なし駐在妻は無理に日本人コミュニティーには入らなくていいです!

各国にある日本人コミュニティーは、その国に日本人が多いほど存在します。はっきり言って、子なし駐在妻は無理に日本人コミュニティーに入ることをおすすめしません

会社の付き合いで参加しなければならないこともあったりしますが、子なしの場合は自分からそのコミュニティーに希望して入らない限り、そういう人たちとの関わりはなくなります。それでも、日本人と一緒にいたいと思うならば止めはしません。

子供がいない=自由な時間が確保できるということ。

それならば、海外でしか経験できないことや語学に力をいれたり、自分が心を許せる日本人といた方がいいと思いませんか?

情報収集のために友達を作る

海外生活で大切なのが情報収集です。そのために、自分と気が合う日本人の友達と作ることが大切です。

海外で調べてもわからないことってたくさん出てきます。

インターネットで調べても限度があるし、日本にいる家族に聞いてもわからないことが出たときや、困ったときに聞けるような友達がいたら本当に心強いです。同じ子なし駐在妻の友達ができるのがベスト

新しいことをはじめてみる

駐在妻のほとんどは、仕事を辞めてキャリアを捨てて赴任しています。

異国の地に来て、まるで社会から切り離されたような気分になって悩む人が多いのが現実。とくに子なしの場合は、自分が出稼ぎの家政婦なのかと思ってしまうことも。語学学校へ通っても、暇で余計なことを考えてしまうんですよね。

わたしの場合、日本で働いていたときは朝から夜まで働いて終電で帰るそんな生活をしていたので、余計におだやかな生活に物足りなさを感じてしまっていたのかもしれません。

そんな子なし駐在妻は、むしろなにかをはじめるチャンス!

最初、わたしは暇でなにもしていない自分に劣等感を感じていました。働きたくてもビザの問題もあるし、そもそもドイツ語しゃべれないから自分にできることなんてなにもない。人間失格だ!と落ち込むばかり。

そんなときに、大学の友達との電話で「時間があるなら今のうちに好きなことやりなよ!人生の夏休みだと思いなよ。」と言われて気がついたんです。

日本で忙しくてできなかったこと、挑戦してみたかったこと全部やってみよう!

ミュンヘンでいろんなことやりました。ヨガ、ピラティス、カフェ巡り、フラワーアレンジメント、旅行、観光、新しい料理を習うなどなど。あとは、Netflix(ネットフリックス)で海外ドラマも見ながら語学勉強したり、やれることはなんでもやりました。

このブログも赴任中に、なにかわたしにできることはないかなと思って始めたことの一つでした。時にはライターの仕事をさせていただいたり、孤独な海外生活の中で生きがいとなっていました。

とにかくいろんなことに挑戦して、時間を使って楽しむことにしたんです!そしたら毎日が楽しくなって、自然に友達もたくさんできました。

本当に辛くなったら日本に帰国する

人によりますが、海外生活で必ず一度は経験するホームシック

一時的なホームシックなら、気分転換することで解消されることが多いのですが、ホームシックが重症化するとなにも手につけられなくなって意味もなく泣いちゃったり。誰にも相談できなくて、負のループ。最悪の場合はうつ病になることも。

そんなときは日本に帰る選択肢を考えてみて!無理しないで日本に帰国しましょう

日本に一時帰国して、家族や友達に会って、心の充電をたくさんしてまた戻ってくれいいのです。たまには、海外生活のプレッシャーから開放してあげましょう。

一時帰国したら言われる言葉に覚悟せよ

子なし駐在妻に言ってはいけないワード。「昼間なにしてるの?」「いつもなにしてるの?」「仕事しないで暇じゃない?

一時帰国すると、相当な確率で言われることに覚悟してください(笑)。

これらの言葉を聞くと、なぜか自分に価値がないようで説教されている気分になるんですよね。相手に悪気は一切なく、ただあなたが海外でどのような生活をしているのか気になっているだけだから気にすることはありません!

一時帰国して注意したいのは、自分から海外生活での自慢話や日本は〜だと比較する話はタブー。相手に嫌な印象を与える可能性があります。「日本はどう?最近なにが流行ってるの?」みたいに聞き役にまわるのがベストです。一時帰国で大切な友達を失わないように気をつけて。

本帰国して思うこと

先日インスタグラムに、わたしがミュンヘンを離れた理由をアップしました。

 

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Good bye München🇩🇪👋🏻 #dankeschön インスタで書くことか迷っていたのですが、 ミュンヘンのことをたくさん投稿やストーリーでアップしていたので書くことに決めました。 少し長いですが、よかったら見てください。 ドイツのミュンヘンを離れ今日本に住んでいます。 ミュンヘンで生活した約4年間はわたしにとって本当に濃い4年間でした。 ドイツ語を一から覚えるために語学学校へ通ってなんとかB1まで学習したこと。いろんな国のお友達ができたこと。ミュンヘンにいる日本人のお友達にたくさん助けられたこと。家族がいつも支えてくれたこと。日本のお友達がドイツまでわざわざ遊びに来てくれたこと。いろんな国へたくさん旅行に行ったこと。 もちろん悔しくて嫌な体験もたくさんしました。でも、それも含めて、貴重な体験ができたことはわたしの人生においてプラスになったと思っています。 なぜドイツに住んでいたのか? “ワーホリですか”とか“お仕事ですか”と聞かれることが多かったのですが、実は“駐在妻 ”としてミュンヘンで暮らしていました。答えられなかった理由として、自分が仕事もせずにミュンヘンで暮らしていることが恥ずかしいと思っていたから。 駐在妻はビザの関係で仕事ができないため、なにか自分にできないことはないかと思い、そこではじめたのがブログでした。 ありがたいことに、ブログをたくさんの方に見てもらえ、時にはライターの仕事させていただいたり、孤独な海外生活の中で生きがいとなっていました✨ とくに同じドイツに住んでる方から応援メッセージや、日本からブログ見てるよと言った声はほんとに嬉しかったです。 新型コロナウイルスの感染で変わる日々の生活で、わたしも生活が変わった一人です。 ミュンヘンを離れたくなくても「別れ」を選択すれば、ビザの関係でミュンヘンにいることは、悔しくても難しくなります。 人生なにが起こるかわかりません。 コロナが落ち着いたら #ミュンヘン にまた遊びにいけたらいいなと思ってます。わたしのアナザースカイ決定だな。今はミュンヘンがとても恋しいです。 Ich liebe München♡ #munich #germany #ドイツ生活 #ミュンヘン暮らし

有紗 𝐀𝐑𝐈𝐒𝐀(@arisareisen)がシェアした投稿 –

わたしは24歳のときに、旅行で訪れたことないドイツのミュンヘンにパートナーの赴任の関係で2016年から住みはじめました。

その当時、ミュンヘンに住んでいる日本人は今に比べて少なく、子なし駐在妻という同じ境遇の方と出会うことはほとんどありませんでした。

ミュンヘン1年目の記憶はほとんどなくて、今考えればとてもストレスが多い生活でした。みんなそれぞれ人生を歩んでいるのに、自分だけ時が止まっているような気がして落ち込んでばかりでした。

わたしにとってミュンヘンで生活した4年間は、たくさん自分と向き合った期間でした。

海外で生活して自分の価値観が変わり、人を見る目も変わり、これからなにがしたいのかも明確になりました。ミュンヘンで子なし駐在妻として生活した4年間はわたしの人生にとって貴重な体験でした。

本記事で「子なし駐在妻の教科書」として執筆した理由は、子なし駐在妻としての体験や経験談を発信している方があまりにも少なく、これから駐在予定の方や、もし今海外で一人で悩まれている人に向けて、なにか応援メッセージを伝えたられたなと思ったから。

わたしも、海外生活で不安や孤独感から押しつぶされそうになったときが何度もありました。もし海外生活で自信を無くして、いろんな悩みがあって不安で押しつぶされそうでも、世界中には同じ境遇の仲間がたくさんいるということを忘れないでください。あなたは決して一人ではありません!海外生活で得た経験はきっと人生を豊かにしてくれます。むしろ恵まれている環境の中で、いろんなことを経験して胸を張って日本へ帰国してきてください!そして、楽しむことを忘れずに

心から応援しています。

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