モロッコ中部の都市マラケシュ旧市街地にある広場「ジャマエルフナ広場」は大道芸人や屋台が多く集まるマラケシュ観光名所で、昼夜問わずに活気で溢れていますが、昼と夜では全く違う顔を持っています。
マラケシュを観光するのに「ジャマエルフナ広場(略してフナ広場)」を中心地として観光をスタートすることが多い、フナ広場を紹介します。
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ジャマエルフナ広場とは
「ジャマエルフナ広場」はマラケシュが首都であった頃から街の中心地で、かつて公開処刑場だった場所でアラビア語で「死者たちの広場」という意味です。
毎晩フナ広場で繰り返されるお祭り騒ぎのようなエネルギー溢れる空間は「死者たちの広場」という言葉にぴったり。
名前の由来と意味だけを聞くととても怖い場所のように思いますが、実はジャマエルフナ広場近くにモスクを作ろうとしていた王様が建設途中に残念ながら亡くなってしまい、それと同時に建設途中だったモスクも崩れてしまったことから呼ばれるようになったそうです。
2009年の9月にその独特な文化が評価され、「無形文化遺産」に登録されました。
昼と夜とでは全く顔が違うフナ広場
フナ市場は昼と夜とでは全く違う顔を持っています。夜はとってもカオスです。笑
昼間は広場に少し屋台と大道芸人、蛇使い、猿使い、占い師、ヘナタトゥー師などで溢れています。
この異様な光景につい写真を撮ってしまいますがが、シャッターを切った瞬間にどこから見てたのという感じで人が現れてチップを請求されるので注意。もちろん写真を撮ることはOKですがが、アフリカの方は写真を撮られることが好まない傾向にあります。
夜になると広場いっぱいに屋台が並び、日が暮れる頃にはとても活気がある屋台街と変わります。呼び込みが激しいので、事前に良さそうな屋台を調べておくか、店員さんの感じが良いところを選ぶのがいいと思います。
モロッコ料理がほとんどですが、中には見たことような料理が並んでいたりして見るだけでも楽しめます。フナ広場をふらふら歩いていると、急に蛇を首に巻き付かれてチップを請求されることもあるみたいなのでボーッと歩かないするのがポイントです。
おすすめ!フレッシュなオレンジジュースが飲める屋台
昼夜問わずおすすめする屋台がオレンジジュースの屋台です。
数多くあるオレンジジュースの屋台の中でわたしが選んだ屋台が「53番」の屋台です。店員さんが陽気でとても親切でした。
フナ広場では、屋台は全て登録制で番号が付いています。料金も全て表示してあるので、ぼったくられることはないでしょう。フナ広場へ行ったら、53番の屋台ぜひ探してみてください!
注文したミックスジュースは1つ10dh(=295円)でした。
衛生面的にまれにお腹を壊してしまう方がいると聞いていたので、不安でしたがお腹を壊すことなく美味しくいただけました。もし衛生面で不安な方がいたら、プラスチックの容器にジュースを入れてもらうことをおすすめします。
わたしがジュースを飲み終わった後に、飲み終わったコップを汚い水で洗っていたのを見てしまってビックリ!汚い水で洗っていて、お腹を壊さなかったのは奇跡だったのかもしれないと思ってしまうほどでした。これはオレンジジュースの屋台に限らず、他の屋台でも言えることなので自己責任で飲んだり食べたりしてくださいね。
アクセス
【住所】Passage Prince Moulay Rachid, Marrakech 40000, Morocco
【場所】ジャマ・エル・フナ広場
【営業時間】8:00 – 24:00
【定休日】無休