パリにある世界屈指の美術館「ルーブル美術館」がパリ以外にもあることを知っていますか?
実はルーブル美術館はパリだけではありません。アラブ首長国連邦のアブダビに2017年11月もう一つのルーブル美術館「ルーブル・アブダビ」がオープン。
オープンして間もない美術館なので、世界的有名な作品があるにも関わらず観光客は少なめで、あの有名な作品をゆっくりと観賞できるチャンスでもあります。
美術館は海の上に建っていて、気持ちのよい海風と白い建物が覆う網目状のドームが特徴的。その美しい建物は圧巻です!
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ルーブル・アブダビとは
ルーブル・アブダビは、アラブ首長国連邦とフランスの協働プロジェクトとして総工費6億円かけ、2017年11月にベイエリアにあるサディヤット島にオープンしました。
ルーブル・アブダビは、パリのルーブル美術館の別館ではなく、あくまでもアラブ首長国連邦とフランスの国家協働プロジェクトということ。まだまだ新しい美術館です。
驚きなのが、フランスに対して払った金額。最も高額なのが30年間ルーブルの名を使用するために払った金額で、なんとその金額「4億ユーロ(530億円)」!さらに、展示品の貸し出しなどで数億ユーロに及び、その羽振り良さはさすがオイルマネーの国です。
そしてルーブル・アブダビは、ユニーバサルをコンセプトにした美術館で文化の開放の精神を表現しています。ユニバーサルとは、「個々の文化や文明、そして時空を超えたところにある人類の創造性の物語、つまり我々を団結させるもの」と美術館は説明しています。言葉にすると少し難しいですが、すばらしい作品が充実していて1日いてもあきることはありませんでした。
美しすぎる建物
アブダビのエメラルドブルーのペルシャ湾の海の上に建っています。気持ちのよい海風と白い建物が覆う網目状のドームが特徴的。その網目状のドームから入り込む光が美しい空間を作り出しています。ペルシャ湾がこんなに透き通っていてきれいだなんて知らなかったです。
フランス人建築家「ジャン・ヌーヴェル」によって設計され、建築のテーマは「光の雨」で、その名の通りたくさんの光の雨が降り注いでいました。
フランス人建築家「ジャン・ヌーヴェル」は、日本だと汐留の電通本社ビルを手がけている有名な建築家さんです。
ルーブルアブダビの作品

アルプスを超えるナポレオン
建築自体は壮大ですが、パリのルーブル美術館と比べると展示している作品数はかなり少ない印象ですが、すばらしい作品の数々に感動しました。
学校の教科書でよく目にしていた作品「アルプスを超えるナポレオン」をここでまさか見れるとは。ルーブル・アブダビは、作品の展示の仕方さえも美しいです。
常設展の作品の展示は、12の展示室に分かれていて、テーマや時代ごとに展示されているのがルーブル・アブダビの印象的な展示の仕方。常設展と、もう一つ期間限定で変わる特別展示用スペースもあります。
ルーブルアブダビ内にあるカフェがおすすめ
ルーブル・アブダビ内にあるカフェがおすすめです。その理由は、このカフェから眺めることができるペルシャ湾とアブダビ市内の高層ビルが最高の眺めだから。
ぜひ美術館へ訪れたらカフェでひと休みすることをおすすめします。ここで見るサンセットがとてもきれいなので、時間があればぜひ見たいところ。
アクセス
今まで一番印象に残っている美術館はニューヨークの「メトロポリタン美術館」だったのですが、「ルーブル ・アブダビ」もまた忘れられない美術館のひとつになりました。
ルーブル・アブダビの入口付近では、おじさま方が優雅にカードゲームしていてなんだかとても癒されました(笑)。ドバイからアブダビのアクセスはこちらの記事で公開しています。現地ツアーに申し込めば迷うことなくアクセスできるのでおすすめです。
ぜひアブダビへ訪れたら「ルーブル・アブダビ」へ訪れてみてください。
【住所】Saadiyat – Abu Dhabi
【営業時間】10:00 – 22:00(月曜定休日)
【入場料】60 AED(1800円)
【公式サイト】 https://www.louvreabudhabi.ae/