アブダビへ訪れたら必ず行きたい場所「シェイクザイードグランドモスク 」。アラブ首長国連邦のモスクの中で、異教徒でも入ることができるめずらしいこのモスクは世界中から多くの人々を魅了し続けています。
昼間と夜どちらも魅力的なのですが、特に夜はモスクがライトアップされて幻想的でロマンチックな雰囲気になり、かなりおすすめ。昼と夜どちらも体験できる時間がある方は、それぞれ違う美しさがあるのでどちらもぜひ見てほしいところです。
ドバイからアブダビへのアクセスはバスかタクシーで2時間の距離にあるので、ドバイ観光と併せて「シェイクザイードグランドモスク」へ訪れることも可能です。シェイクザイードグランドモスクへのアクセス方法も本記事で併せて紹介します。
Index
シェイクザイードグランドモスクの魅力
シェイクザイードグランドモスクの魅力はこの真っ白なモスクです。伝統的なイスラム様式と近代的な建築技術を用いて造られました。
まるでディズニーアニメ版のアラジンのお城のようなモスクに圧倒されます。シェイクザイードグランドモスクが見た時の第一印象はアラジンだ!でした(笑)。
このモスクは、アラブ首長国連邦(UAE)初代大統領「シェイク・ザイード・ビン・スルターン・アール・ナヒヤーン」の指示によって建設されました。10年もの歳月と550億円の費用を投じて建設されたシェイクザイードグランドモスクは、アラブ首長国連邦(UAE)初代大統領「シェイク・ザイード・ビン・スルターン・アール・ナヒヤーン」の名前にちなんで名付けられました。
しかし残念ながら、モスクが完成する前に惜しくも他界してしまい、モスクが完成してから一番最初に執り行われた式典が彼の葬儀となりました。現在、モスクに隣接する敷地内で眠っています。24時間365日絶えずコーランが読まれているそうです。この話はとても有名な話で、多くのイスラム教徒がお祈りをするために多くの人がここへ訪れる理由でもあります。
シェイクザイードグランドモスクへ訪れるおすすめの時間帯は夕暮れから夜にかけてと言われています。昼間は太陽の光で真っ白なモスクが美しくて、夕暮れになると太陽の沈む時のオレンジ色の光が幻想的に映りとてもきれいでした。夜は真っ白なモスクにライトアップされてロマンチックな雰囲気になります。
近年の爆発的な人気ぶりに年々観光客の入れるエリアが制限されて少なくなってきている様子なので、シェイクザイードグランドモスクへいつか訪れて見たいと考えている方は早めに行かれることをおすすめします。
入場料は無料で夜遅くまで営業していることもこのモスクの魅力の一つです。
【住所】Sheikh Rashid Bin Saeed Street، – 5th St – Abu Dhabi
【営業時間】9:00 – 22:00(金:16:30 – 22:00)
【入場料】無料
シェイクザイードグランドモスクの見所
廊下の柱
礼拝堂に続く廊下は、宝石が埋め込まれた1000本の大理石の柱。
柱の上部にはヤシの木をイメージした金の装飾が施されていて、中にはなんと宝石が埋め込まれています。そして大理石に描かれている花柄は柱ひとつひとつに手彫りしているんだそう。柱は、アラブ首長国連邦に多くあるヤシの木をモチーフ。真っ白なモスクにこの柱が映えてきれいでした。
世界最大のシャンデリアと世界最大のペルシャ絨毯
モスクで特に注目すべきなのが、メインホールの内装。
中央に設置されたおよそ7億円のシャンデリアはすべてスワロフスキーを使用しており、重さはなんと12トン!下を見ると床一面にあるペルシャ絨毯は世界一の大きさでそのお値段なんと約9億円!さすがお金の持ちの国だなと感じることができました。それにしても、イスラム建築ってほんとにきれい。
マラケシュ旅行で絶対泊まりたい!おしゃれすぎるリヤド「Riad Melhoun & Spa」礼拝堂へと続く美しいエントランス
世界最大のシャンデリアと世界最大のペルシャ絨毯がある礼拝堂に続く、あまりにも美しいエントランス。
手彫りの花たちが刺繍のように広がっていて上品ですばらしいの一言。花がモチーフの水色のシャンデリアも豪華で素敵。個人的には、エントランスにあるシャンデリアの方が好みでした。家に欲しい(笑)。
モスクの中庭
シェイクザイードグランドモスクの中庭には花柄が描かれている大理石が敷かれていて、そこから見える景色がなんとも神秘的で非現実な空間に終始興奮しっぱなしでした。今でもここへ本当に訪れたのか分からないほどの非現実的な美しさでした。
モスクへ入るためのドレスコード
モスクに入場するには注意する点がドレスコードです。イスラム教は女性が肌や髪を見せることに関してとても厳しく、体のボディラインが強調される服装で入場はできません。
モスクの入口には、服装に関してイラスト付きでくわしく入場してはいけない服装が男女共に紹介されています。モスクの入口の前でスタッフの厳しい服装チェックが行われ、服装チェックでNGと判断された人は別室でアバヤに着替えることになっています。これはイスラム教のルールなのでルールにちゃんと従いましょう。
赤・ピンク・青の中のアバヤからスタッフの方に渡されたアバヤを部屋で着替えるという流れ。アバヤの色は身長で決まります。観光客の中には持参したおしゃれで素敵なアバヤを着飾っている方もいました!アバヤを着られる機会なんてめったにないので貴重な体験でした♡
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モスク地下の驚きの施設
実は、モスクの地下はモールになっているんです!モスクの周りにはなにもないので、てっきりモスクに直行なのかなと思っていたら、入場するのに並んでいたルートを辿っていくと地下に案内され、そこはまさかのモール!
モールはフードコートやお土産屋さんが並んでいて、お手洗いもあるので安心です。さらに無料のクローズあるので、スーツケースなどの大きな荷物を預けることができるので空港から直行でも大丈夫なところがうれしいですね!
金曜日は営業時間に注意
普段は9時から22時まで空いているモスクですが、金曜日のみ16時30分から入場になるので注意が必要です。その理由は、イスラム教は金曜日に礼拝するため。
イスラム教は1日に5回お祈りをします。金曜礼拝はイスラム教にとっては特別なもので、この日ばかりはモスクに集まってお祈りをします。なので、シェイクザイードグランドモスクでも多くのイスラム教が金曜礼拝で集まるため結構混雑します。
実は、わたしが訪れたのは金曜日だったので、とても混雑していました。混雑を避けたい場合は、金曜日以外に訪れた方がいいかもしれません。
ドバイからのアクセス
ドバイからの行き方の方法としては高速バスかタクシーの方法があります。タクシーはお値段がかかりますが、一番楽な方法で、逆に高速バスは一番安くアブダビまで行くことができます。自力で行くのが不安な方はオプショナルツアーに参加するのがいいと思います。
ちなみに、わたしは高速バスを利用しました。利用した感想は治安も悪くないし、バスも時間どおりに来たので悪い点は特になかったです。
一つ挙げるとするならば、日本人がめずらしいのか、かなりの確率でいろんな方にびっくりするほどガン見されます(笑)。例えて言うならば、テレビでリポーターの方がインドへ訪れた際にレポーターの後ろでガン見してる方々いますよね。そんな感じです。
ドバイから高速バスを使ってシェイクザイードグランドモスクまで行く方法
ドバイの「アル・グバイバ(Al Ghubaiba)」もしくは「イブン・バトゥータ(Ibu Batutta)」の駅近くにあるバスステーションからアブダビ行きのバスを確認し、チケット窓口でドバイ版のSuica(スイカ)「NOLカード 」にアブダビまでに必要な料金をチャージして、バスに乗車しましょう。チケット窓口で往復料金をチャージしてもらうことを忘れずに!
乗車時間は「アル・グバイバ(Al Ghubaiba)」から約2時間、「イブン・バトゥータ(Ibu Batutta)」からは約1時間半でアブダビへ到着します。1時間に何本か運行しているので、来たバスに乗ってください。
アブダビのバスステーションに到着したら、近くにモールがあるのでそこからタクシーに乗ってシェイクザイードグランドモスクへ向かってください。モールにはレストランやフードコートが入っているので、お腹が空いたらそこでごはん食べることができます。バスタミーナルのトイレはかなり汚いので、近くのモールでお手洗いを借りるのがベストだと思います。
シェイクザイードグランドモスクまで気をつけて楽しんできてください♡